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ここまで妖怪絵日記にお付き合いいただきありがとうございました。まだまだ描き足りない部分はありますが、書籍版最終巻発売に伴い、ＷＥＢ版での妖怪絵日記もこの話にて終了、となります。いわゆるひとつの彼らの日常は続くよエンド！

前作である霊的な日常がネタ切れで最終回らしい最終回もなく終了したため、妖怪絵日記ではいつでもそれっぽく終われるようにと閑話のたびにニセ最終話ぽさを出してきたわけですが、とうとう本当の最終話となりました次第。この蜃気楼編は色々な意味で特別編として用意していたものなので、ある程度は最終回に見合う話としてお出しできたかと思います。

2008年10月から妖怪絵日記を描き始め、色々なことがありました。当時の私的メモを見返せば、2010年2月ごろからツイッターでバズり始め、色んな所から色んなお声がかかり、あれよあれよという間に単行本化し、しばらくしてアニメ化のお声がかかり、しかしその企画は消滅し、しばらくしてもう一度アニメ化のお声がかかり今度はアニメ化し、単行本も10巻を越え百物語の目的を達した後も続き、こうして15巻、158話まで走り続けたわけで。奇異太郎と一緒にたくさんの妖怪たちと戯れた十数年、波乱万丈で楽しく苦しく充実した毎日でありました。漫画描き続けるのってマジ大変。それでもなんとかここまで漕ぎつけることができました。今一度、ここまで妖怪絵日記を読んで応援して下さった読者の皆さんに深い感謝を捧げたいと思います。それでは、また次回作でお会いしましょう！

＜2022年3月1日影山理一＞

ちなみに、書籍版ではまた違った最終話となってますので、興味があったら手に取ってみて下さいね。