管狐(くだぎつね)





長野県に伝わる、小さな狐の姿をした妖怪。人間が使役する使い魔のような存在で、普段は小さな管のような小さな容器に収められ、必要に応じて呼び出し、他所から金品を集めてこさせることなどができるようです。ただし使うたびに管の中で最大75匹まで数が増え、そこまで達すると入れ物をやぶり外にあふれ出し、周りのものを食い尽くしてしまうそうです。使い魔に使える妖怪としてはかなり扱いやすいようですが、相応のリスクはあるようですね。

***

長野県北部に伝わる『飯綱三郎』と言う烏天狗(からすてんぐ)が白狐をはじめとする様々な妖怪を使役する術を持ち、その使い魔の中の管狐を修験者に授けたそうで、それゆえ管狐を使役する人は別名『飯綱使い』とも呼ばれるようです。影山が管狐を知ったのは地獄先生ぬ〜べ〜からですが、イヅナって名前がなんかカッコいい……と思ってた記憶が。小さな容器から飛び出る使い魔いいよね。ちなみに管狐はかの白面金毛九尾の狐の体の破片から生まれたという説もあり……。そのあたりはまた後の解説にて。



次ノ話ヘ進ム inserted by FC2 system