太三郎狸(たさぶろうだぬき)





香川県の屋島に伝わる、日本で最も有名な三名の狸に数えられる化け狸。屋島の禿狸とも呼ばれ、化け術が上手く三百匹の眷属を持つ四国の狸の総大将であったと言われています。長旅の末に猟師の手により死んでしまいますが、その後その魂は徳島に移り住んだそうです。

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太三郎狸(元祖)は化け術が非常に上手く、合戦をまるごと再現するほどの腕前で日本一とも言われたようです。四国で狸達の化け術の講師もしていたということですが、妖怪絵日記内の子孫の太三郎は才能はあれどまだ若輩のため奇異太郎の里の講師としては呼ばれず、刑部狸が呼ばれたというどうでもいい裏話。太三郎君は人間に化けたら結構イケメンだというのもさらにどうでもいい裏話。まともな男の子キャラが少ない妖怪絵日記、カッパも交えて奇異太郎と男の子三人で遊ぶ姿も見てみたいですが……想像上のサイドストーリーに留めておきましょうか。



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