虚舟(うつろぶね)





いくつかの海岸に伝わる伝説。海岸に不思議な形の舟が流れ着き、中には異国の格好をした女性が乗っていたそうです。その舟の形があまりに奇妙であったため、UFOであったとも、神界の乗り物であったとも、現在でも様々に考察される有名な奇談の一つとなっています。

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虚舟の話は妖怪話ではありませんが、とても奇妙でロマンに溢れる話なので影山のお気に入りの話です。なので妖怪絵日記ではつまり虚舟がそういうアレであったという解釈のもと、「ガラッパ」の乗り物ということでその名前を使わせて頂きました。

さてそのガラッパについて。そう、カッパ登場の回で少しだけ触れた離れに以前からいた河童、それが彼です。初期設定ではレギュラーのカッパのキャラはそもそもこんな感じのガラの悪い感じでした。しかし、アレこれ霊的のヤーヤとかぶるかも?と思いなおし、今のカッパは外見と同じくキャラも丸い感じに変更されたと言うわけです。

そんな元祖?カッパの彼が何ゆえ奇異太郎にケンカをふっかけたのか、その真意は?……なんかやたら長いストーリーになっちゃいましたので続きはカッパ尽くしの次章とその閑話にて。



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