雷獣(らいじゅう)





全国に伝わる、雷と共に地上に現れる獣の姿をした妖怪。出現の際、木などにその爪あとを残したりするようです。姿は様々で、天上世界に棲む未知の獣が地上に降りてきたものだとも言われています。

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雷獣と言うとなんだか○カチューを真っ先に思い浮かべてしまいますが、伝承の雷獣は特に電撃を発したりはしないようです。江戸時代には結構メジャーな妖怪だったようで、雷の後に見慣れない獣を見かけたら「アレ雷獣じゃない?」と結構気軽に雷獣認定されていたようです。余談ですが、その昔に立花道雪という侍が雷獣を切り伏せたという伝説があり、そのとき使っていた刀が「雷切」と呼ばれ、今も立花家史料館に現存しているそうです。カッコいいですね。



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