人面樹(じんめんじゅ)





中国の書『三才図会』に書かれた、人の顔に似た花実をつけるという妖木。鳥山石燕の『今昔百鬼拾遺』などにその姿が描かれています。人語は解すようですがしゃべることはなく、ひたすらに笑い、笑いすぎるとその実はしぼんで落ちてしまうと伝えられています。

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多分すっかり忘れ去られてしまっていたと思いますが、人面樹のタネを撒いたのが弐十話ですから、八十話以上をまたいでようやくネタを回収できました。長かった……。ともあれ、好きな妖怪の一つなので描く事ができてよかったです。
ちなみに雪母がなぜこのタネを持っていたかはさらに先で明かされることになるでしょう……いつになるかは作者にもわかりません。



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