大蝦蟇(おおがま)



『絵本百物語』などに伝わる、大きなガマガエルの妖怪。山口県岩国市の山奥には巨大なガマガエルがいて、昼間に空に向けて虹のような気を吐き、その気に触れた小動物はガマの口に吸い込まれてしまう、とあります。

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大ガマといえば忍者の乗り物!と言うわけで扉絵はそんな感じの絵にしてみました。作中ではヘビにおびえて逃げていく大ガマですが伝説では夏にヘビをよく食べるとあり、現実でも大きさ次第でカエルがヘビを捕食することも珍しくはないようです。

ちなみによく言われるカエル、ヘビ、ナメクジの3すくみですがナメクジがヘビに勝てるのは粘液でヘビを溶かしてしまうからだそうで(もちろん実際にはそんなことはありません)。じゃんけんでパーがグーに勝てる理屈も影山的にはそんなのあり?って感じなので、3すくみのパターンってちょっと無理矢理が多くない……?と思ってるのですが、皆さんはどうでしょうか?


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