のっぺら坊(のっぺらぼう)



多くの怪談や妖怪画に描かれる、顔のない人の姿をした妖怪。ツルツルの顔を見せて人を驚かしたりしますが、それ以上危害を加えたりはしないようです。多くの場合、正体は狸や狢(むじな)とされ、人を化かして喜んでいるのだと言われています。

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記念すべき?百話目は妖怪世界で地味ながらも定番の妖怪、のっぺら坊です。話としては小泉八雲の怪談話、「むじな」が有名ですね。曲者揃いの妖怪たちの中で、特徴がないのが逆に特徴、みたいな感じで一定の地位を手に入れているようです。描くのも楽ってこともあるかも?

さて、妖怪絵日記もついに百話を越し、これで百物語!と言い張れなくもありません。が、やはり妖怪百物語ならば百体の妖怪を描きたいもの。閑話を除く百の妖怪話、第百弐十話目指してまだまだ描き続けますよ。


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