徳島県に伝わる、夜行日と呼ばれる特定の日の夜に、首無しの馬に乗って外をうろつきまわる鬼の姿をした妖怪。もし出会ってしまうと馬に蹴られるなどひどい目に合わされますが、履物を頭の上において伏せていれば何もせず通り過ぎてくれると言われています。

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ずいぶんと乱暴な妖怪もいたものですね。夜行日（やぎょうび）は百鬼夜行日とも言われ、妖怪の行列である百鬼夜行が現れる日でもあります。もともと夜行日の夜には外に出歩いてはならないという戒めがあり、その戒めを破らないよう百鬼夜行や夜行さんのような恐ろしい妖怪の話が生まれたのかもしれませんね。