山姥(やまうば)



全国各地に伝わる、山中に住む老女の妖怪。不思議な術を使い、人間をとって食う恐ろしいものもいれば、人助けをする親切な山姥もいるようです。

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山で迷った旅人が明かりを見つけ、言ってみると老女の住んでいる一軒家。頼んで泊めてもらったのはいいものの、真夜中に目が覚めてみると隣の部屋で老婆が旅人を殺して食べようと、包丁を研いでいる音が……。なんてのが山姥のイメージかもしれませんが、中には山姥と出会ってその知恵や術で色々助けてもらう話も多く伝わっています。かの有名な金太郎の母も山姥であったそうで、正と邪の二面性を持つ妖怪のようですね。

妖怪絵日記では山姥の出てくる有名な昔話、「三枚のお札」を元にお話を作っています。知らない人はぜひ調べてみてくださいね。


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