さてさて、今章でぞろっと五人の妖怪女達が登場したわけですが、別に彼女らヒロインでもレギュラーでもありません。ラストレギュラーはカッパ、その事実は揺るがず。でも彼女らは今回きりというわけでもなく、今後もちょくちょく出てきます。今回はレギュラー追加ではなく離れに続く舞台「あやしや」の追加であり、そして彼女らはその舞台のモブ、個別ルートを持たない学園モノでいうところの名も無き（あることもある）クラスメートたちです。「あやしや」とそのメンツたちは妖怪絵日記初期から予定していたものではないのですが、初期話を大半消化した今、そろそろ離れ以外での拠点で話を作れるようにしたほうが後半楽になるだろう、と考え配置することにしました。といっても2012年元旦イラストに登場させたのが初出（左下にチラっと）ですから、予定から実際本編に登場するまで三年以上かかったことになります。アレ、もうそんなに……ウソぅ……？

以下、各キャラについて。

・ホネ子
あやしや店主にしてみんなのリーダー。初期案ではお姉さんでしたが、他のメンツが決まるに伴いすずに対抗するロリ枠に入りました。といっても単に背が低いだけで奇異太郎より年上です。昔吉原にいたようですが、どうも遊女やってたわけではないみたいです。キャラデザはすずに似ないように色々配慮した記憶が。

・クモ女
あやしや給仕にして糸吐いてセクハラ客（主に奇異太郎）を退治する役。ツンキャラです。多分デレません。八十五話で顔が出なかったのはなんとなく閑話までもったいぶりたかったからというだけの理由。奇異太郎と敵対（？）する人材は貴重です。

・ろく子＆抜け子
あやしや料理人姉妹。おっぱい大きい係です。耳の羽はアクセサリー。抜け子は言うほど奇異太郎を嫌っていないようです。手抜きで双子にしたわけではありませんよ。

・クチ子
あやしや用心棒のエセメガネ。本編でも言ってますが店員ではなく、なんとなく入り浸っててタダ飯の代わりに用心棒やってるみたいな感じです。なかなかキャラが定まらずギリギリまでキャラデザやってました。色々なのに影響され痴女服着せましたが別にエロい子じゃないです。

……以上、あやしや開店の経緯など、裏話的なものもちょっと描いてみたくもあるのですが優先順位としては低いですね。なんにせよ、これで予定していたレギュラーも舞台も全て揃いました。話ももう九十話、最初のゴール（仮）である百話までもあと少し！あとはひたすら描くのみ！懲りずにまだ少し、おつきあいのほどを。