全国各地に伝わる、川辺にて小豆をとぐような音を立てる妖怪。「小豆洗おうか、人とって食おうか」というような恐ろしげな歌声が一緒に聞こえてくる場合もあるようですが、実際に人が食われたという話は伝わっておらず、無害な妖怪のようです。

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小豆洗いの正体とされるものは伝わる地方によって異なり、狐や狸、ムジナ、川獺（かわうそ）、ガマガエルや水辺で死んだ人の霊など様々です。聞こえてくる音も小豆を洗う音だったり、米を洗う音だったり洗濯の音だったりと人によって解釈が違うのですが、川辺で聞こえてくる異音であることは共通しています。水流など自然の音ですから何かしらの具合でちょっと変わった音が混じることがあるのかもしれませんね。影山的には現在でも出会えそうな妖怪じゃないかなと思っています。