河童の正体
カッパの正体には諸説あります。いくつか簡単に紹介しましょう。
1・水の神が没落して妖怪になっちゃった説。カッパがキュウリ好きなのは、かつて水神様にお供えしていた野菜の名残であると言われています。
2・大陸から渡ってきた妖怪説。中国あたりから日本に渡ってきた妖怪がそのまま川辺で繁殖したと伝えられています。
3・人形説。昔の大工が呪術によって人形に命を吹き込み、作業の手伝いをさせていたという話。その後、用済みになった人形達は川に捨てられ、河童になったと言われています。カッパの手を引っ張ると伸びてもう片方の手が縮むのは、人形の構造的に中でつながっているからだそうです。
4・宇宙人説。河童の身体的特徴がグレイに似ていることから、同一の存在ではないかと言われています。尻子玉抜きはキャトルミューティ(以下略
その他にも、水辺で死んだ子供の霊であるとか、カワウソが変化したものなど説は様々です。妖怪絵日記では3と4の組み合わせ的な表現を採用していますが、……やはり本当のところ彼が何者であるか、正体を明言するのは避けておくとしましょう。
***
これにてようやく、幼馴染キャラ、姉キャラ、妹キャラ、母キャラというレギュラー陣に最後の一人、マスコットキャラのカッパの登場です。彼は雪母以上に特殊な立ち位置なので登場を急がなかったのですが、言うなれば奇異太郎の親友ポジション的な?どのヒロインキャラルートにも入れなかった場合、エンディングは彼と宇宙へ旅立つみたいな、ノーマルエンディング担当みたいなそんな感じのアレです。ちなみに奇異太郎からの彼への好感度はすずを抜いていきなり一位なので、このまま終了したら奇異太郎は旅立ちます。他のヒロインたち挽回なるか!?こうご期待!
さておき、妖怪絵日記のレギュラー布陣もようやくこれで完成しました。以降は奇異太郎プラスこの五人がちょくちょく登場しつつお話は進んでいきます。折り返し地点を過ぎておきながらいまさらに!?って感じですが、作者的には欠けていたピースがようやくはまって妖怪絵日記本格始動って気がしています。次に目指すは(暫定)第百話、まだまだ頑張っていきますよ!
次ノ話ヘ進ム