足洗い(あしあらい)



「本所七不思議」と呼ばれる江戸時代から伝わる怪談話の一つ、「足洗邸(あしあらいやしき)」に現れる妖怪。夜、「足を洗え」と言う声と共に天井を突き破って大きな足が下りてくるというもの。言われたとおりに足を洗ってやるとおとなしく消えるが、洗わないと大暴れするそうです。正体は狸であるとも、巨大な鬼の足であるとも言われています。

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妖怪絵日記内では足洗いの正体を女の妖怪としていますが、これは妖怪絵日記独自のアレンジであり、魔夜峰央先生の「妖怪始末人トラウマ!」に出てきた足洗いの正体が女(の顔がついた)妖怪だったのでそれにヒントを得たものです。この足洗いに限らず、多くの怪談話に出てくる妖怪の正体は実は狸だった!みたいな解釈はたくさんされているのですが、妖怪絵日記内ではなるべく正体がアレだとかコレだとかいうのは避けて、「そういう妖怪なのだ」って風に描写しています。なんでもかんでもタヌキじゃつまらないですしね。

ところで、「足洗邸の住人たち」って長期連載妖怪漫画があるのですが、最近完結したそうで。マジで!?また読んでおかなくちゃです。



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