コロポックル

アイヌ(北海道の先住民族)に伝わる妖怪。「コロポックル」とはアイヌ語で「フキの下の人」と言う意味で、フキの葉の下に隠れてしまうほど小さな姿の小人だったと言われています。

***

コロポックルは妖怪と言うよりは、世界各地に伝わる小人伝説の日本版と言ったほうがいいかもしれません。彼らの正体はアイヌよりさらに以前に北海道に住んでいた先住民族ではないかとも言われています。ちなみに北海道の「十勝(とかち)」は、コロポックルがアイヌに土地を追い出されたときに言った捨て台詞の「とかっぷち!」が元になったのだそうな。アイヌに伝わる妖怪はまだたくさんいますが、いずれまとめてアイヌ妖怪の章で描いてみたいですね。



次ノ話ヘ進ム inserted by FC2 system